パチパチくん

さてさて前回の続きでございます。レコーディング現場に持っていったオーディオインターフェイス[パチパチくん]ことApogee ELEMENT88の電源が入らなくて、一日中ドタバタしたっちゅうお話ですね。

夜9時過ぎヘロヘロで自宅に帰って、遅い昼食兼夕食の牛丼食って、今回トラブったパチパチくんをもう一度動作確認。ゆうても20万くらいする機材なので、修理費用も高いかも。怖わ。

現場で撮影スタッフの方が手持ちの同電圧電源アダプターを試しに繋いでみてくれたんですが、その時に「あっ、煙が出ました」と言っていたので、電源ユニットがイカれた可能性高し。いやん。

パチパチくんは見た目は超シンプル。あるのは入出力端子のみ、スイッチ類は一切付いてません。

電源スイッチもないので、まずうちのAC電源ユニットのコンセントに電源プラグを差し込んで、電源ユニットのスイッチをON。うん、やっぱりパチパチくんのパワーランプは消灯したまま。ウンともスンとも言わない。

Thunderbolt端子を自宅作業用のMac miniに繋いでみる。ランプは消灯したまま。

次にMac miniを起動。「カチッ」・・・ん?あ、パチパチくんから何か音した。あっ、赤い電源ランプが点いた。あっ、ランプが緑に変わった!

起動完了したMac miniのディスプレイには、パチパチくんと接続されていることを示すミキサー画面が!!

パチパチくん復活!!やったー!!

しかし、はたしてこれはいったいどういうことでしょう。

そういや思い出したのですが、前述のとおりパチパチくんには電源スイッチがなく、Macの電源オンオフやスリープ状態を感知して、それに連動して自分の電源もオンオフするらしいのです。

で、今回の現場では先にMacが起動した状態でパチパチくんを接続したので、Macの起動状態を認識出来ずに電源ONにならなかったのかも。でもこれまでも起動状態で接続してそのまま認識して電源ONになっていたので、今回はたまたま何かの具合で認識出来なかったのでは。

という事はですよ、昨日、慌てて替えの機材を取りに帰る前に、私が一度、Macの電源を落として再起動さえしていれば・・・。パチパチくんは無事電源ON、私は余裕で下準備完了、のんびり昼飯食いながら演者さんが到着次第、使い慣れた機材でスムーズにリハーサルそしてレコーディング終了、打ち上げでみんなとビール飲んでご機嫌で電車に乗って帰宅、という幸せな未来が待っていたということか。そうか、そうだったのか!?

これはもしかして、やっちまったか。・・・やっちまったな。再起動、トラブル回避の基本やん。

まあ、修理代かからずに済んだだけでもよかったと思うことにしよう。代役の古いインターフェイス、モツ鍋くんことMOTU828mk3firewireが、裏技使えば最新のOSでも動く事もわかったし。(方法知りたい方教えます。おらんか。)

ところで、煙が出たというのはいったい何だったのでしょう・・・。